印傳屋 / INDEN-YA

印傳屋の歩み

甲州の地で育まれ、
粋を好む江戸の町民に愛された印伝。
鹿革と漆の技に代表される甲州印伝の技は、
印傳屋の遠祖
上原勇七の手によって生み出され、
家伝の秘法として一子相伝で
受け継がれてきました。
創業から400 年以上、印傳屋は
時代とともに歩み続けています。

沿革

1582年 天正10年
武田家の家臣であった上原出来兵衛が長野県諏訪郡永明村(現在:茅野市)
の郷士となり、脛当や小手、陣羽織を作ったのが印傳屋の始まりだと伝えられる。
江戸時代後期
六代上原理右衛門が甲府に移る。
家長は代々上原勇七を襲名し、一子相伝の製法を伝承する。
これが甲州印伝の始まりとされる。
1854年 嘉永7年
甲府城下の商いを紹介する『甲府買物獨案内』に印傳屋を名乗る印伝の細工所が3軒あったことが記されている。
1876年 明治9年
藤村式建築による印傳屋の店舗
明治時代
内国勧業博覧会にて褒状を受賞する。
1914年 大正3年
東京大正博覧会に出品。
1941年 昭和16年
太平洋戦争が始まり、皮革統制令により事業を停止。
革工が軍需産業に配される。
1953年 昭和28年
戦争で焦土化した甲府八日町(現甲府市中央3丁目)で再興。
法人に改組する(資本金70万円)。
戦後の印傳屋店舗
1968年 昭和43年
東京営業所を開設。
1974年 昭和49年
甲府印伝商工業協同組合が設立。
初代理事長に印傳屋 十三代 上原勇七が就任する。
1980年 昭和55年
8月、資本金4,000万円に増資。12月、東京営業所を東京支店に改める。
1981年 昭和56年
初の直営店舗、青山店を開設。
1983年 昭和58年
オリジナルブランド「Carray(キャレー)」を発表。
1987年 昭和62年
「甲州印伝」が通商産業(現経済産業)大臣指定伝統的工芸品に指定される。
1990年 平成2年
大阪店を開設。〈2002年(平成14年)に心斎橋へ移転〉
1994年 平成6年
本社と工場を川田町アリアに竣工し移転する。
1999年 平成11年
本店2階に印傳博物館を開館。
2010年 平成22年
名古屋御園店を開設。
2011年 平成23年
海外向けシリーズ「INDEN NEW YORK」を発表。
北米最大規模の展示会コ―テリー展に出展する。
2012年 平成24年
中小企業IT経営力大賞2012優秀賞(日本商工会議所会頭賞)を受賞。
2015年 平成27年
イタリア「GUCCI(グッチ)」とのスペシャル・コラボレーションイベントに参加。
2016年 平成28年
「INDEN NEW YORK」を「INDEN EST.1582」に改め、欧州に進出。
2017年 平成29年
英国王室御用達ブランド「Asprey( アスプレイ)」のクリエーション・コラボレーション・パートナーに日本企業で初めて指名。日英老舗ブランドの協業で作品を発表する。
2018年 平成30年
公式オンラインショップを開設。
2022年 令和4年
代表取締役社長 上原重樹が印傳屋 十四代 上原勇七を襲名。
2023年 令和5年
「第75回 正倉院展」への協賛を始める。