Life with INDENstory vol.4
真藤 舞衣子Maiko Shindo山梨県山梨市在住
料理家
料理家
山梨県山梨市在住
料理家
幼い頃から今につながる 【食】を楽しむ心。
パリッと新鮮なレッドキャベツやベビーリーフ、色鮮やかなカラフルミニトマト…今日もエプロン姿の真藤舞衣子さんはとっても楽しそう。「私も家族も食べることが大好きなんです」と語る笑顔がとてもチャーミング。「食」を大切にする両親のもと、幼い頃からキッチンに立って、甘い卵焼きをつくっては周囲に振るまっていたそうで、料理家として活躍する今も『食』への強い想いは変わらないのだとか。「私の料理はハレの日の料理ではなく、日々の暮らしに寄り添う料理。冷蔵庫にある食材を上手に使い、忙しい人でも気軽に作れて、日々の暮らしに寄り添うような家庭料理を伝えていきたいんです」と話す真藤さん、まっすぐに素材と向き合い、笑顔で調理をする姿は、食の世界を心から楽しんでいるようです。
身ひとつで飛び込んだ 料理の世界。
会社勤務を経て、料理の世界を志した真藤さんは、日本の伝統文化に触れるべく、京都の大徳寺内塔頭で1年間を過ごしました。歴史ある寺院での生活や農業を経験し、豊かな自然と共生するような暮らしに魅力を感じたそう。その後、フランスに留学して菓子を本格的に学び、都内の製菓店に勤務するなど、さまざまな食の世界を渡り歩きました。結婚を機に山梨に暮らし始めると、山梨の旬の野菜や果物に食への好奇心がますます駆りたてられたようで、「東京だとあらゆる食材が簡単に手に入りますが、山梨の直売所の店頭を見ると、その時期の旬のものしか並ばないので、季節感がダイレクトに伝わってきます。だからこそ、今手に入る野菜や果物だけを最大限に料理に生かしたい」と目を輝かせます。
日々の暮らしに 寄り添うような家庭料理。
近所からいただいた梅を使った自家製の梅干し、毎年冬になると仕込む麹をたっぷり入れた味噌など、真藤さんの食卓は今日も手作りの温かみがあふれています。素材そのものの味わいを生かした調理法を心がけながら、ちょっと一手間加えているそう。一見素朴な自然派の料理ですが、噛みしめるごとに素材の繊細な旨味が広がり、毎日でも食べたくなります。「素材の良さをダイレクトに味わってもらい、美味しかったから自分も作ってみようかなと思ってもらえたら嬉しいです。生涯で食べられる食事の回数って限られていますよね。だから、私は日常の一食一食を大切にしていきたいし、手作りの家庭料理の良さを伝えていきたいと思います」
手に馴染んでいくような 印伝の質感が好き。
山梨で暮らすなかで、「印伝っていいな」と自然と思えるようになったという真藤さん。ワインを愛する真藤さんらしく、財布や名刺入れ、印鑑ケースなど、深みのあるワイン色の生地に葡萄柄が映える小物を使い続けています。特に最初に持ち始めたという財布は、破れるまで5年以上も使い込んだお気に入り。昨年イメージをガラリと変えて、紺色のメンズテイストの財布に買い替えましたが、また違った魅力を感じて、ますます印伝への愛着が増したそうです。「両親が信玄袋を持っていましたし、山梨の方と名刺交換をすると印伝を使っている方が多くて。実際に自分で使い始めたら、とても馴染みが良くて使いやすい。手触りも良いし、使い込むほどにどんどん馴染んでいく感触が好きです。今はチェーンバッグや信玄袋が欲しいし、印伝のクラッチバッグや包丁ケースがあるといいなぁ」
真藤 舞衣子Maiko Shindo
東京都港区出身。東京赤坂でカフェ&サロン「my-an」を6年半営んだ後、山梨県に移住、「Sustainable Table my-anYAMANASHI」をオープン。山梨と東京で料理教室を主宰、レシピ開発を手がける。 「おいしい発酵食生活 FERMENTED FOOD RECIPES」(講談社)「煮もの炊きもの」『和えもの』(主婦と生活社)や『ボウルひとつで作れるこねないパンNO KNEAD BREAD』(主婦と生活社)など著書多数。やまなし大使としても活動中。
Maiko Shindo Official Site