印傳屋 / INDEN-YA

【心斎橋店】「火の用心」限定販売のお知らせ(終了いたしました)

江戸時代からの粋を受け継ぐ「火の用心」

このたび印傳屋心斎橋店では、通常受注生産でしかお作りをしていない「火の用心」を特別にご用意しました。普段は製造していない珍しい柄を選定し、数量限定で販売いたします。

『東海道中膝栗毛』印傳博物館 蔵

「火の用心」とは、江戸時代に使われた火打袋に起源を持つ巾着袋のことで、火打鎌・火打石・火口(ほくち)の一式を入れていたといわれています。腰につけることで両手を空けられる利点があったため、武士たちは旅に出る際に腰に提げる携帯用として持ち歩いていたようです。江戸時代後期、十返舎一九の滑稽本『東海道中膝栗毛』には、「腰に提げたる、印伝の巾着を出だし、見せる」とあり、武士に印伝の巾着を売り旅銭にするシーンが描かれるなど、庶民にとって「粋」を演出する小道具として親しまれていたようです。

現代においても、お祭りの際などに腰に提げる巾着として使用され、江戸時代からの粋を継承するアイテムとして知られています。

スマートフォンや小銭入れなど必要最低限のものを入れるものとして重宝し、大きな木玉が留め具の役割をするため腰に提げることができます。カジュアルな装いの際はベルトループに巻きつけ、和装では帯に挟み込むことで両手が空く大変便利な巾着袋です。

袋の横には少し切り込みが入っており、ものの出し入れもスムーズに行えます。

縁起の良い柄を4つ特別にご用意しました。

七宝通し(しっぽうどおし)
七宝模様を角繋ぎ模様とともに隙間なく構成した文様です。「七宝」とは円を重ねて繋げた模様で、円満を表し吉祥模様として親しまれてきました。

鱗鶴(うろこづる)
鶴は端正な姿態から古より神秘的な鳥とされ、亀とともに長寿を表す吉祥の鳥ともいわれています。その鶴を鱗の中に配したおめでたい柄です。

寄せ柄(よせがら)
小桜、麻の葉、松皮菱、菊、霞などを組み合わせた、それぞれが表す縁起の良さを贅沢に身に纏おうとする人々の想いから生まれたものです。

紗綾菱(さやびし)
吉祥・万徳の印である卍の形をくずして連ねた模様「紗綾形」に、小桜と武田菱を散りばめた創作模様です。

お求め・お取り寄せにつきまして

※販売は終了いたしました。

販売方法:
心斎橋店店舗(お電話でのお問い合わせも承ります)

*全国への発送承ります。(代引手数料無料・送料別途)
*商品のご使用に際しては、商品の箱に同梱されている「印傳屋の栞」をお読みください。

商品一覧

紺地×白漆(七宝通し)

ワイン地×白漆(七宝通し)

若草地×白漆(七宝通し)

黒地×黒漆(鱗鶴)

黒地×白漆(鱗鶴)

ワイン地×白漆(鱗鶴)

若草地×白漆(鱗鶴)

黒地×白漆(寄せ柄)

ワイン地×白漆(寄せ柄)

若草地×白漆(寄せ柄)

濃茶地×白漆(紗綾菱)

若草地×白漆(紗綾菱)

■問い合わせ先
印傳屋心斎橋店
大阪市中央区博労町3-6-7(Google Map)

電話:06-6243-5800
FAX:06-6243-5000