印傳屋 / INDEN-YA

9月10日は中秋の名月、「十五夜」。

今日、9月10日の月は、旧暦8月15日の「十五夜」の月。
中秋の名月とも呼ばれ、一年のうちでもっとも美しい月として私たちを魅了してきました。

むかしから、人々は月を見上げながら季節の移ろいを感じ、一日一日を過ごしてきました。
月の満ち欠けをもとにした旧暦は、日本の気候風土や農事を中心とした暮らしと相性がよく、ちょうど「十五夜」頃に収穫期を迎えたそうです。
お月様へ、芋や丸いお団子をを供えて豊作への感謝と、家族みんなの健康を願ったことが、「お月見」風習として今につづいています。

さて、今年は7年ぶりに休日に訪れる「十五夜」。
普段、月を見上げる余裕はない方も、澄みはじめた夜空を眺めながら、季節の移ろいをゆっくりと感じてみるのはいかがでしょうか。

どうか、皆さまの何気ない一日に、かけがえのない幸せのひとコマが生まれる事を願って、印傳屋は、今年も「十五夜」をお知らせします。


2022年9月10日付 読売新聞(山梨版)

大切な人と過ごす幸せ

真夏の暑さがやわらぎ
朝晩が過ごしやすくなり
秋の気配を感じられる季節です。
毎日は静かに過ぎていきます。
当たり前だったことが
実はとても幸せなこと。
そう気づかせてくれる
毎日だったような気がします。
通り過ぎていく毎日の
ひとコマ、ひとコマは
かけがえのない
幸せな瞬間の積み重ねです。
きょうは、十五夜です。
大切な人と
幸せな時間を


印傳屋は十五夜にメッセージを発し続けて34年
先人が培ってきたさまざまな文化、自然とともに生きる暮らしの知恵。そうした日本の尊い財産が時代とともに忘れ去られることなく、ずっと受け継がれていくことを願って。印傳屋は毎年中秋の名月を愛でるお月見の機会に、日本の文化を振り返り、見直すことをメッセージとしてみなさまに呼びかけています。