印傳屋 / INDEN-YA

「きょうは、十五夜です。」

想うはあなた一人

暑い夏が過ぎ
涼しい風が吹く頃に
真っ赤な花が咲き始めます。

秋のお彼岸の頃に咲く彼岸花。

田舎の風景に溶け込む赤い花は
毒が小動物を遠ざけるため
畑の守り神とされてきました。

「想うはあなた一人」
彼岸花の花言葉のひとつです。

不思議な生態の花であり
花が枯れてから葉が茂ります。
葉は花を想い、花は葉を想う。
一途な愛のような情熱の花です。

きょうは、十五夜です。

夜空の月を愛でながら
あなたのことを想っています。


今だから、伝えていきたいもの

9月21日、旧暦でいう8月15日の十五夜の月は、
一年を通じて最も美しい「中秋の名月」として、古くから親しまれています。
田んぼの稲穂が膨らみ、ちょうど収穫を迎える中秋、
まん丸いお月様に人々は五穀豊饒、子孫繁栄などの祈りや感謝の心を込めて、ススキを飾り団子やお菓子を供える。
昔も今も、変わることなく受け継がれる月見の文化は、
四季の自然とともに歩む、日本人の“こころ”の映し鏡なのかもしれません。

先人が培ってきたさまざまな文化、自然とともに生きる暮らしの知恵。
そうした日本の尊い財産が時代とともに忘れ去られることなく、ずっと受け継がれていくことを願って。
印傳屋では、1989年より毎年中秋の名月を愛でるお月見の機会に、日本の文化を振り返り、見直すことを企業メッセージとして皆様に呼びかけています。

※今年は、ポスターとして印傳屋直営店に掲載しています。(9/末まで)

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