日本の模様の原点を感じる旅へ
巡りゆく季節にこの国の人々の感性は磨かれ、心にとめたものを、人はかたちにしてきました。 美しい風月に想いを寄せる心は変わることなく、 それを表した模様の文化も、時代を越えてずっと咲き続けています。
江戸時代に人気を博した滑稽本 『東海道中膝栗毛』。 そこには印伝の巾着をめぐる話や、印伝の銭入れを腰に下げた旅姿が描かれています。 弥次郎と喜多八が印伝を腰に下げ旅したその時代、二人は歩む先々で何を見ていたのか。 さあ、時代の道中をめぐる旅へ。
古よりこの国の人々は自然の力や美しさを敏感に感じとり、 そこから幸運や力を得ようとさまざまな模様を創出し、身の回りのものに取り入れてきました。 受け継がれる模様の文化と、日本人の自然への想いを、印傳屋はずっとたいせつにしていきます。